令和5年度トピックス展
千葉の外来昆虫最前線!
【会 期】 令和5年4月29日(土・祝)~6月18日(日)
休館日:毎週月曜日、5月9日(火)
【場 所】 千葉県立中央博物館 第2企画展示室
入場料 一般300円(240円) 高校生・大学生150円(120円)*6月15日(木)は無料
中学生以下・65歳以上の方・障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1人は無料
※( )内は20名以上の団体料金
千葉県内では、これまで170種以上の外来昆虫が確認されており、その中には、強い毒性を持つ昆虫や生態系に悪影響を及ぼす昆虫なども含まれています。
本トピックス展「千葉の外来昆虫最前線!」では、県内で確認された外来昆虫など約30種を展示し、その生態や見分け方、拡散をさせないための対処方法などを紹介します。
展示構成
(1)特定外来生物に指定されている昆虫
外来昆虫の中でも、生態系や人間の生活に特に影響を及ぼす可能性がある「特定外来生物」について、標本や画像で紹介します。
特に令和5年4月1日から新設された「要緊急対処特定外来生物※」に指定されたヒアリとその近縁種は、標本や画像に加え、動画や防除に使われる道具なども展示します。
※特定外来生物のうち緊急に措置を行う必要がある生物
左:要緊急対処特定外来生物のヒアリ 右:特定外来生物のアカボシゴマダラ
(2)近年千葉県に侵入・定着した外来昆虫
令和4年に侵入が確認されたツヤハダゴマダラカミキリや、10年ほど前に侵入し急速に分布を拡げたキマダラカメムシなど、近年千葉県で見られるようになった外来昆虫について、標本や画像を用いて紹介します。
上:ツヤハダゴマダラカミキリ 下:キマダラカメムシ
(3)外来昆虫トピックス
これから千葉県に侵入する可能性のある外来昆虫や、身近で観察できる外来昆虫、国内の他地域から侵入した国内外来種などについて解説します。外来昆虫の見分け方が学べる昆虫標本のクイズコーナーもあります。
植栽でよくみられるヨコヅナサシガメ
(4)外来昆虫とのつき合い方
外国産のカブトムシとクワガタムシを例に、ペットとして飼われていた外来昆虫を野外に放すことで発生する問題を解説します。
また、外来昆虫の問題について、県が行っている取り組みや、個人ができる対策を紹介します。
ペットとして飼われることがある外国産のヒラタクワガタ
関連行事
ミュージアムトーク
研究員が展示内容を展示室で解説します。
日時:4月29日(土・祝)、5月3日(水・祝)、5月4日(木・祝)、6月4日(日)
各日とも 11:00〜11:30・14:30〜15:00の2回行います。