―千葉県立中央博物館・公開シンポジウム―近・現代の生物標本から何を読み取るか?

近現代の生物標本から何を読み取るか?
―千葉県立中央博物館・公開シンポジウム―


江戸末期以降に西洋科学の導入が本格化し、近代(明治~昭和前葉)には多くの生物標本が当時の研究者等により収集・研究されました。その一部は現在でも国内外の博物館や学校等に残されています。近年、科学史をはじめとする自然誌以外の様々な研究分野からもこれらの生物標本に再度注目が集まり、再調査が進んでいます。千葉県立中央博物館でも、4名の研究者が国内外の大学や博物館、学校等に残された標本の調査研究にあたっています。

 本シンポジウムではまず、この4名の研究者が当時の生物標本が収集された目的や経緯、そこから得られた成果、および残された標本や情報のもつ意義や活用方法について紹介します。続いて紹介された現状等をもとに、生物標本と標本の持つ情報を恒久的に保管する施設としての自然誌博物館の意義と役割、今後目指すべき姿について、来場者とともに議論します。

チラシ(293KB)(PDF文書)


日 時  令和2(2020)年3月14日(土)10:00~16:10

会 場  千葉県立中央博物館 講堂

参加費  無料

申 込  事前申込は不要・当日先着150名(会場の講堂までお越しください)

プログラム

09:30~     開場

10:00~10:10 趣旨説明

10:10~11:10 発表1 斎木 健一(生態学・環境研究科)

       「学校に所蔵されている標本を利用した博学連携」

11:10~12:10 発表2 黒住 耐二(動物学研究科)

       「近代の貝類大コレクション“平瀬貝類コレクション”から何が見えるか」

12:10~13:00 休憩

13:00~14:00 発表3 奥野 淳兒(分館 海の博物館)

       「本牧あたりの昔のカニの話
        -欧州博物館コレクションから見える明治横浜の十脚甲殻類相 - 」

14:00~15:00 発表4 下稲葉 さやか(動物学研究科)

       「戦前の哺乳類標本は今どこに?- ロンドン自然史博物館の事例 -」

15:00~15:15 休憩

15:15~16:00 総合討論

16:00~16:10 閉会挨拶

*本シンポジウムは以下のJSPS科研費の助成を受けたものです。
JSPS科研費
JP19K01146(代表:奥野淳兒)
JP19K01147(代表:斎木健一 分担:黒住耐二・下稲葉さやか)
JP16K21638、JP19K13429(代表:下稲葉さやか)

 

統合された学校に残されていた剥製の数々

 

平瀬貝類コレクション(山口県立山口博物館所蔵 河本コレクション)

 

明治期の横浜で採集された甲殻類標本(ミュンヘン動物学収集博物館所蔵)

 

ロンドン自然史博物館の外観

このページのお問い合わせ先
生態学環境研究科・斎木(さいき)
TEL:043-265-3397