普遍研究課題(生命誌系1)

普遍研究課題(生命誌系1)

  • 分類学的多様性に関する基礎的研究

 

研究テーマ1

研究タイトル 魚類の分子系統進化と多様性モニタリング
研究代表者 宮 正樹
研究分担者 共同研究員
研究内容 ミトコンドリアゲノム全長配列に基づき、魚類の系統進化史を解明すると共に、環境DNAをメタバーコーディングすることにより、魚類の多様性モニタリングを行う。

研究テーマ2

研究タイトル 日本産エダヒゲムシ類の分類学的研究
研究代表者 萩野康則
研究内容 日本産エダヒゲムシ類は現在までに種名が確定しているのは約30種であるが、潜在的には100種以上が生息しているものと推定される。日本産本類を収集し調査研究し、多数の新種記載を含めて日本のファウナを明らかにする。

研究テーマ3

研究タイトル 十脚甲殻類の分類
研究代表者 駒井智幸
研究内容 全世界の十脚甲殻類を対象とした分類学的研究を行い、系統学的研究や生物多様性研究への基盤整備に貢献する。

研究テーマ4

研究タイトル 地衣類の多様性に関する研究
研究代表者 原田 浩
研究分担者 共同研究員、市民研究員
研究内容 主として日本および周辺地域を対象として、アナイボゴケ科を中心とする地衣類の分類・分布、化学成分等に関する研究をおこなう。29年度は、(1)日本衣類誌の編纂、(2)海岸など特殊環境に生育する地衣類の多様性解明、(3)東アジア産(主に中国雲南省)地衣類の分類学的研究、等。共同研究員、市民研究員、館外研究者と協力して実施する。

研究テーマ5

研究タイトル アジア太平洋地域におけるコケ植物の分類学的研究
研究代表者 古木達郎
研究内容 千葉県と関係が深いアジア・太平洋地域に生育するコケ植物の多様性を探り、系統分類学的な研究を推進する。

研究テーマ6

研究タイトル 特殊環境に生える大型菌類
研究代表者 吹春俊光
研究内容 アジアとその周辺地域の、特殊環境に生える菌類(糞生菌類など)に関する多様性を調査し、日本列島の菌類相の成り立ちと由来をさぐる。

研究テーマ7

研究タイトル アジア高山帯における植物分類学的研究
研究代表者 天野 誠
研究内容 アジアの高山帯には、特異な種分化を遂げた分類群が数多く存在する。その分化の様式は一様ではない。ユーラシア大陸の東のはずれに位置する日本の植物相を明らかにするためにも、ヒマラヤ山脈を中心とする地域の植物相の調査は欠かせない。本研究は、アジアの高山帯で多様に分化した分類群(特にゴマノハグサ科)を生物地理学的、細胞分類学的観点も含めて、研究するものである。

研究テーマ8

研究タイトル カミキリムシ科甲虫の分類
研究代表者 斉藤明子
研究内容 アジア産を中心とするカミキリムシ類についての分類学的な研究を行う。

研究テーマ9

研究タイトル 香気成分によるバラ属植物の化学分類
研究代表者 御巫由紀
研究内容 バラ属植物の花から得られる香気成分を分析し、種間、品種間の類縁関係との関わりを検討する。日本に自生する野生種16種類を対象として、自生地での香気の捕集および植物園等で栽培されている株の香気捕集をし、微量成分まで同定を行う。

研究テーマ10

研究タイトル カワノリ目の系統分類学的研・生態学的究
研究代表者 宮田昌彦
研究内容 カワノリ目(トレボウクシア藻綱)の分子系統学的な研究をおこなう。特に、日本列島に分布するカワノリ属Prasiolaの海産種と淡水産種について分類と生態を明らかにする。

研究テーマ11

研究タイトル 日華区系植物の細胞分類学的研究
研究代表者 山本伸子
研究内容 日本は、中国やヒマラヤの高山地域を含む「日華区系」に区分され、千葉県をはじめとする日本の多くの植物の起源は、日華区系に含まれる中国・ヒマラヤ地域にあるといわれている。日本の植物相の起源と成立を解明するために、細胞分類学的観点から中国・ヒマラヤ地域を中心としたアジア産高等植物の解析をおこなう。

研究テーマ12

研究タイトル トカゲモドキの分類学的研究
研究代表者 栗田隆気
研究内容 東アジア地域において高度な遺存固有化および新固有化を遂げてきたヤモリの仲間であるトカゲモドキの分類学的研究を、本地域の動物相の形成過程の解明と絶滅危惧種の保全に寄与する。

研究テーマ13

研究タイトル 日本産淡水魚類の生物系統地理学的研究
研究代表者 後藤 亮
研究内容 これまでに日本産淡水魚類を対象とした生物系統地理学的研究は数多くなされてきたが、いまだ詳細が明らかになっていない分類群も多い。本研究では日本産淡水魚類の生物系統地理学的な解析を行うことにより、進化的に重要な単位(ESU)を明らかにし、保全活動へ基礎的な情報を提供する。

研究テーマ14

研究タイトル 鯨類の寛骨および後肢痕跡に関する形態学的研究
研究代表者 宮川尚子
研究内容 鯨類の退化した寛骨と後肢骨格に関する情報は非常に少ない。そこで、本研究では鯨類の寛骨および後肢痕跡の形態学的な研究を行い、種ごとの特徴を明らかにすると共に、鯨類の後肢退化過程の解明に寄与する。