生態園トピックス「生態園のきのこ」

生態園は、 生きた生物展示を目指し、様々な樹木が植栽されてから30年がたとうとしています。樹木の成長とともに多くのキノコが出現するようになりました。今回のト ピックス展では、生態園にみられる様々なキノコについてご紹介いたします。

会 期: 2017(平成29)年 9月16日(土) ~
     2018(平成30)年 2月25日(日)
会場:生態園オリエンテーションハウス
時間:午前9時~午後4時30分(入園は午後4時15分まで)
入場無料。
毎週月曜日と年末年始(12月28日~1月4日)は休園。
月 曜日が祝日の場合は翌火曜日に休園。

ドクツルタケ
ドクツルタケ(テングタケ科)

千葉県ではコナラを交える雑木林に秋に発生し、生態園でもシ ラカシなどを交えた林に夏から秋にかけてよくみられる普通種です。

テングタケ
テングタケ(テングタケ科)

限られた林にしか発生しないベニテングタケに比べ、本種は様 々な林に発生します。かさを火であぶって置いておくと、たかったハエが死んだようになってしまうところから、山形や長野ではハエトリタケの
名があります。千葉の成田でもハエを捕る目的で使用されていたそうです。

オオシロカラカサタケ
オオシロカラカサタケ(ハラタケ科)

 元来熱帯性のキノコで、かつては日本の一部の地域にしか知られていませんでした。1980 年に大阪の1カ所で発生が確認され、大阪湾岸を中心に毎年その発生域が北上し始めたことから、地球温暖化現象のあらわれではないかと注目されはじめました (横山, 1995)。

ハツタケ
ハツタケ(ベニタケ科)

マ ツと共生する外生菌根菌。体が淡紅褐色のきのこで、傘の表面には環紋があり、傷ついた部分から緑青色に変色するため県内外で「ロクショウ」の名もありま す。夏から秋にかけて、樹齢が10年生から20年生のクロマツ林やアカマツ林に発生します。初茸の名は秋早くその他の食菌に先んじて発生するという意味で す。全国でも千葉県ほどハツタケを愛好する地域は他にないでしょう。

ヤマドリタケモドキ
ヤマドリタケモドキ(イグチ科)

ポルチーニという呼び名で有名な食菌のヤマドリタケの仲間の うち、千葉県で広く見られるのは、このヤマドリタケモドキです。特徴は、ブナ科の樹林に発生し、柄の表面の網目が柄全体に広がる点とされています。

関連イベント

●ミュージアム・トーク「生態園トピックス展「生態園のきのこ」の解説」
参加無料ですが、博物館の入場 料が必要です (本館入場券売り場前に集合)
2018/  1/ 27(土) 11:00~11:30 / 14:30~15:00
担当者 吹春俊光(植物学研究科)