館長あいさつ

 着任にあたり御挨拶申し上げます。

 

 千葉県立現代産業科学館は、戦後の千葉県の成長を支えてきた「鉄」「石油」「電力」の基幹産業の歴史を紹介する「現代産業の歴史」展示室、先端技術を展示テーマとした「先端技術への招待」展示室、参加・体験型の展示により身の回りにある工業製品や生活用品について科学の原理や仕組みを楽しみながら学ぶ「創造の広場」展示室といった主に3つの展示室で構成されており、様々な科学技術や産業技術にふれることのできる科学館です。

 

 今年度の事業として、夏季には、直径23mのドームスクリーンを使った「プラネタリウム上映会」、秋季の企画展は、様々な「見る」をテーマにした「見る-生き物の目・機械の目-(仮称)」を開催します。多様な生き物の「見る」能力、産業や研究の現場で使われている最先端の機械の視覚システムなど、「見る」世界の奥深さやおもしろさを知っていただけるような展示を計画しております。

 

 また、当館は6月に開館30周年を迎えます。30周年を記念するイベントや地域と連携した様々なイベントを予定しています。

 

 当館の活動を支援していただいている「展示・運営協力会」や、各イベントの運営補助を行っていただいているボランティアとともに、職員一同、みなさまの御来館を心からお待ちしております。

 

  令和6年4月1日

千葉県立現代産業科学館 

館長  尾崎 和夫