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平成26年度 秋の展示 どんぐりの世界
展示終了
会期:平成26年11月1日(土)〜12月14日(日)

会場:千葉県立中央博物館 本館 企画展示室にて開催

 どんぐりを拾ったり、コマを作って遊んだりした経験は、だれもがお持ちではないでしょうか。しかし、このどんぐり、植物学的にはかなり特殊な果実で、どんぐりを食べるいろいろな動物と関係しながら、さまざまに進化してきたと考えられています。本展示会では、日本や世界の多種多様などんぐりを、実物や標本、クローズアップ写真、精細な植物画などでビジュアルにお目にかけます。動物や人との切っても切れない深い関係なども紹介します。秋の野山の身近などんぐりから、あなたの知らない「どんぐりワールド」へとご案内いたします。
※展示期間中、国立歴史民俗博物館くらしの植物苑の半券をお持ちの方に、「どんぐりの世界」オリジナルグッズをプレゼントします


● 主な展示内容
1)えっ!これが花?“どんぐりの花”超拡大写真 
 どんぐりは、ブナ科の樹木の実です。実の出発点は花、それも花弁などの無い目立たない雌花です。ルーペでもなかなか分からないほど小さな"どんぐりの花"をご覧ください。
ブナ科雌花上段の3種の花粉は虫によって運ばれる(虫媒花)、下段の3種の花粉は風によって運ばれる(風媒花)。
 
2)日本産どんぐり全種が集合 
 日本には、クリ・シイ・ブナ・マテバシイ・カシ(ナラ)の5つの仲間(属)の合計22種のどんぐりの木があります。ブナ林、コナラ林、スダジイ林など日本の森の多くを形づくるのもどんぐりの木です。これらのどんぐりを写真や標本でご紹介します。

どんぐりと殻斗日本のさまざまなどんぐりと殻斗(かくと:どんぐりを包むイガ状 や皿状の部分)

カシ・ナラ類のどんぐりの先端と殻斗(かくと)
カシ・ナラ類のどんぐりの先端と殻斗(かくと)。種ごとに特徴があり、見分けにも役立つ。
 
3)世界の多種多様などんぐりを一挙紹介 
 世界にはどんぐりをつける植物(ブナ科の植物)が約1,000種もあります。全ての種を紹介することはできませんが、全ての仲間(10属)の標本を展示します。また、東アジアの亜熱帯・熱帯の山地で収集したいろいろな巨大などんぐり・奇妙などんぐりも紹介します。これらを見れば“どんぐり”についての常識が変わることでしょう。

リトカルプス・パルンゲンシス リトカルプス・ケニンガウエンシス
左:丸いとげだらけの皿(殻斗(かくと))に覆われた直径7cmの巨大などんぐり(リトカルプス・パルンゲンシス、ボルネオ産). 右:キノコのような殻斗(かくと)に覆われたどんぐり(リトカルプス・ケニンガウエンシス、ボルネオ産).

4)どんぐりと動物のふか~い関係
 どんぐりは鳥やケモノ、昆虫など様々な動物たちのエサになり、森の生きもの豊かさを支えています。なかでもネズミや一部の鳥は、運んだどんぐりを土の中に貯える習性があり、その食べ忘れがブナ科の樹木の子孫を広げるのに役立っています。まだわからないことだらけですが、どんぐりや殻斗(かくと:イガや皿)が示すさまざまな形や大きさや、結実の豊凶は、動物に散布してもらったり、逆に食べ尽くされないようにするためなど、さまざまな進化上の駆け引きの結果もたらされたと考えられます。
コナラのどんぐりを運ぶアカネズミコナラのどんぐりを運ぶアカネズミ
(生物展示室ミニジオラマ)
 スダジイのどんぐりをくわえるヤマガラスダジイのどんぐりをくわえるヤマガラ
(坂本文雄氏撮影)  
 
5)人はどのようにどんぐりを利用してきたか
 クリやシイ、ブナなどはアク(タンニン)が少なく、そのままや加熱して食べることができます。その他のどんぐりもすりつぶして水にさらすなどでアクを抜き、古くから食糧として利用されてきました。今回展示する、県内の縄文時代の遺跡から発見された、貯えられたどんぐりや、石皿・すり石などがそれを物語ります。こうした古くからのどんぐり食の名残ともいえる、韓国の料理トトリムクや、宮崎県の郷土料理であるカシこんにゃく(いずれもどんぐりのデンプンをゼリー状に固めたもの)もご紹介します。
どんぐりすりつぶし実験縄文時代には石皿の上でどんぐりを石で叩いてすりつぶしていた(再現実験)    
トトリムクトトリムク(アク抜きしたどんぐりのデンプンをゼリー状に固めた朝鮮半島の料理)
 
6)植物画で見るどんぐりの世界―徳永桂子展―(第2企画展示室) 
 世界各地を巡り、さまざまなどんぐりとその木の枝・葉・花・樹形などを精密に描く植物画家・徳永桂子氏。「日本どんぐり大図鑑」の著者としても知られる同氏の作品をご覧ください。同氏の植物画(展示作品を含む)はこちらから(外部サイト)。
シラカシシラカシ
 
■関連行事
講演会 
【熱帯の山でどんぐりを探す】
中学生以上、当日先着200名、参加無料】
 日時:平成26年11月9日(日) 13:30〜15:00
 会場:中央博物館講堂 
 講師:原 正利(中央博物館分館海の博物館 分館長) 
 内容:多種多様などんぐりの木(ブナ科樹木)が生育する熱帯山地での分布調査のようすを写真で紹介します。

【どんぐりを巡る世界旅】
中学生以上、当日先着200名、参加無料】
 日時:平成26年11月23日(日祝) 13:30〜15:00
 会場:中央博物館講堂 
 講師:徳永桂子氏(植物画家)  
 内容:展示企画者との対談形式で、徳永桂子さんに世界各地の面白いどんぐりを旅先の風物とともに紹介して頂きます。

●体験イベント 
【どんぐりを拾おう】どなたでも(小学生以下は保護者同伴)、当日先着30名、参加無料
 日時:平成26年11月1日(土)  13:30〜15:30 雨天中止
 会場:中央博物館1階ホール、生態園 
 内容:生態園やその周辺でいろいろなドングリを拾って観察します。      

【どんぐり工作を楽しもう 1】
小学生以上(3年生以下は保護者同伴)、当日先着40名、参加無料
 日時:平成26年11月16日(日) 13:00〜15:00
 会場:中央博物館1階ホール 
 内容:どんぐりについてのやさしい説明の後、簡単な工作を行います。 

【どんぐり工作を楽しもう 2】
小学生以上(3年生以下は保護者同伴)、当日先着40名、参加無料
 日時:平成26年11月24日(月休) 13:00〜15:00
 会場等:上記【どんぐり工作を楽しもう(1)】と同じ

ミュージアムトーク(研究員による展示解説【当日申込、入場料が必要】 
 日時:11月1日(土)、2日(日)、9日(日)、15日(土)、29日(土)、30日(日)、
    12月7日(日)、14日(日) それぞれ1日2回(11:00-11:30、14:30-15:00) 
 会場:企画展示室(開始時間までに入場券売り場に集合) 

●国立歴史民俗博物館くらしの植物苑観察会
「いろいろなどんぐりとその利用」
【当日申込、入苑料が必要】
 日時:10月25日(土)13:30〜15:00 
 会場:国立歴史民俗博物館くらしの植物苑(佐倉市) 
 講師:原 正利(当館 分館海の博物館 分館長) 
 内容:いろいろなドングリとその利用について解説した後、佐倉城址公園を歩いてドングリやその他の木の実を観察します。  
 問合せ先:国立歴史民俗博物館(043-486-0123)
 
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