常設展示資料更新について ~9月~

エントランスの展示替えをしました

【刀 無銘:伝青江貞次】(かたな むめい でん あおえさだつぐ)
【黒蝋色塗鞘打刀拵】(くろろいろぬり さやうちがたな こしらえ)

  備中(びっちゅうの)(くに)青江(あおえ)(現岡山県倉敷市)を拠点に活躍した刀工集団・青江派の作品と思われます。平安時代から室町時代にかけて、優れた刀工を輩出しました。

  愛刀家であった後鳥羽上皇は、各月交代で鍛冶を召して院内で鍛刀(たんとう)させましたが(いわゆる御番(ごばん)鍛冶(かじ))、青江派からは(さだ)(つぐ)(つね)(つぐ)次家(つぐいえ)が番鍛冶として召されたそうです。

  本作の(きた)えは小板目(こいため)良くつみ、()(もん)は細めの直刃(すぐは)に焼き、(なかご)は大きく()り上げています。佐倉藩・堀田家由来の一口と伝えられています。

  鞘(さや)黒蝋色(くろろいろ)(ぬり)で、(かえり)(つの)(抜刀(ばっとう)の際、鞘ごと抜け出ないよう帯に引っかける留め具)が付帯します。(つか)鮫皮(さめかわ)を着せ、茶糸で(ひし)()きとしています。真丸形(しんまるがた)(つば)(ふち)には、菊の模様が施されています。


  1階展示ケースに、9月末まで展示予定です。

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大多喜城分館