弓の小話

 現在、収蔵資料展「大多喜城の弓」を開催しています。

弓について、少し物知りになってみませんか。

 

の性能を高める工夫・その一「弓の構造」

 

★平安時代中期

 「伏竹弓」(ふせだけゆみ)・・・丸い木材で作った「丸木弓」の外側に竹を貼り付けた弓

<弓の断面図>

 

 

★平安時代後期

 「三枚打弓(さんまいうちゆみ)」・・・内側にも竹を貼り付けた弓


 

★室町時代中期

「四方竹弓(しほうちくゆみ)」・・・三枚内弓の木部の両側に竹を貼り、四方を竹で囲んだ弓

★江戸時代中期

「弓胎弓(ひごゆみ)」・・・中心となる「芯」の部分にも竹を組み込んだ弓

 弓の断面図より、弓の材料として竹が使用される割合が増えていったのがわかります。竹は弾力があり、飛距離を伸ばすために弓の材料として優れていたことから、このように進化していったのでしょう。貼り合わせる竹には、マダケとモウソクチクが用いられました。

 

 

弓の性能を高める工夫・その二「弓張り」


(A)        (B)         (C)

 絶妙な加減で反った弓(A)は、(B)のように逆の方向に反り返らせて、弦をかけます(C)。これにより矢をとばす反発力が生まれ、飛距離が伸びます。逆の方向に反らせること、知っていましたか?

 

 どうぞ、先人たちが知恵をふりしぼって作った弓を、見に来てください。城にて、お待ち申し上げております。

 

このページのお問い合わせ先
大多喜城分館