第二展示室
河岸のにぎわい|高瀬舟と船道具 |
高瀬船と船道具
高瀬船(1/5大)模型
高瀬船の約1/5の大きさに復元した利根川高瀬船の模型です。「せいじ」と呼ばれる寝起きすることができる場所があることが特色の一つです。約600俵の米俵を運ぶことができました。荷物としては、米のほか酒や醤油・木材・ワラ製品や薪などが主なるものでした。
船頭の数は、多くは6人くらいでふつう4人くらいでした。船主に雇われている人が多かったようです。女性が乗船するようになったのは、明治末期頃からです。
高瀬船で使われた船道具
いかり 河岸には回漕店など多くの店が並んでいます。瓦葺きやかやぶき屋根の店などがあります。電柱も見えます。 |
めんづき 船の水垢をはらったり、水を汲むときに使いました。 |
セミ箱 高瀬船の帆柱を倒したとき、蓋をします。 |
水桶 高瀬船で、水を保管するのに使用します。 |
船だんす 高瀬船に使う小物などを入れました。例、トバや帆の修理用具など。 |
とば 高瀬船の積み荷防水用として使います。 |
命綱 船の碇の綱です。 |
帳簿箱 高瀬船で使用していた、帳簿を入れておく箱です。 |
小物入れ 高瀬船で使用していたたんすです。海で使われていた船だんすとは違って、家庭用とほとんど変わりません。 |
水汲み(みずくみ) 高瀬船の積み荷防水用として使います。 |
そろばん 船の積荷計算に使いました。 |
指ぬき 高瀬船の帆布を修理する際、針を押すために手にはめて使いました。革製で、鉄の部分もあります。 |
舵(かじ) 高瀬船「八幡丸」の舵です。 |
櫓(ろ) 480俵積み高瀬で使用していました。写真の一番手前です。 |
帆(ほ) 高瀬船に使われていた帆です。 |
船霊様(ふなだまさま) 船体に安置したものです。内容は銭・五穀・人形・髪の毛・さいころ。 |
通運丸模型 利根川水系を航行した外輪蒸気船の模型です。 |
ポンポン船 模型 昭和30年頃に千葉県の水郷地方を航行していた定期旅客船の模型です。エンジンの音からこの名前がつきました。長さは約10mで、30人乗りです。 |
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