令和4年度春の展示
ちばの植物 探・検・隊!
-さあ、植物を調べる旅に出よう-
会 期 令和5年3月11日(土)~5月28日(日)
会 場 千葉県立中央博物館 第1企画展示室
休館日 毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)、5月9日(火)
入場料 一般300円 高校生・大学生150円
※次の方は無料:中学生以下・65歳以上の方(年齢を示すものをご提示ください)・障害者手帳をお持ちの方(手帳もしくは手帳アプリをご提示ください)及び介護者1名
これまで多くの人が、房総丘陵の山奥から市街地まで、どこに、どのような植物が生えているかを調査し、2500種類以上の植物が見つかっています。この展示では、植物の見分け方や珍しい植物、野外で出会う危険な生物などについて解説し、博物館で行っている植物調査の全貌を紹介します。
展示内容
(1)調査は探検だぁ! 道具にこだわれ!
「日本の植物分類学の父」と言われる、牧野富太郎を紹介するとともに、調査に必要な装備や、道具を展示します。
牧野富太郎と千葉県博物採集会(1940年)
(2)植物を見分けよ!
植物を調べるために必要な、基本的な形態用語の説明と、具体的な植物を見分けるポイントについて紹介します。
(3)珍しい植物を発見せよ!
昔はたくさんあったのに今では見かけなくなった植物、昔はなかったのに最近よく見かけるようになった植物、そんな植物を写真や標本、模型などで紹介します。また、絶滅のおそれがある植物が掲載されたレッドデータブックの作成や、特定外来生物(ナルトサワギク)駆除の取り組みなどについても紹介します。
キキョウ
(4)危険な生物に注意せよ!
野外で危険な動植物(かぶれる植物、危険な動物など)を写真、標本などを使って紹介します。
オオスズメバチ
(5)植物標本をつくれ!
野外で植物を観察し、採集したものを持って帰ったら行う作業(標本作製・収蔵・整理)について説明します。標本整理に欠かせないボランティアの活動についても紹介します。
植物標本
(6)ちばの植物研究者
千葉県を探検し、活躍した植物研究者を紹介し、各研究者の作成した標本、著作などを展示します。彼らは千葉県を探検し、標本を作り、後進の育成に力をいれました。
千葉県植物観察会(1952年)
(7)調査の記録を報告せよ!
平成28年~30年に中央博物館の重点研究として行われた木更津市の植物調査を例に、膨大な調査データや標本を使って得られる情報について紹介します。調査結果の集大成である「植物誌」のほか、県内や他県の植物誌も合わせて公開します。
関連行事(関連行事参加には入館料が必要です。)
事前申込は行事開催日の1ヶ月前から2週間前までです。
オープニングイベント
3月11日(土) 9時00分〜
入館者先着200名にオリジナル缶バッジを差し上げます。
講座「花を解剖する」
4月21日(金) 13時30分〜15時
定員:15名(事前申込)、料金:保険料 50円
実体顕微鏡を使って春の花を分解しながら、じっくり観察します。
押し花のしおりづくり
4月29日(土・祝) 10時~12時
定員:80名(当日先着)、料金:無料
博物館で用意した色とりどりの押し花でしおりを作ります。
青葉の森公園観察会
5月14日(日)10時〜12時
定員:15名(事前申込)、料金:保険料 50円
青葉の森公園を散策しながら季節の植物について研究員が解説します。
ミュージアムトーク
3月11日、25日、4月8日、22日、5月6日、20日 11時〜、14時30分〜(所要時間約30分)
研究員による展示解説を行います。