分館 海の博物館 奥野淳兒

プロフィール 

奥野淳兒

氏名 奥野 淳兒(おくの じゅんじ Junji OKUNO)
所属等 分館 海の博物館 主任上席研究員
専門分野 動物分類学(特に十脚甲殻類)

研究テーマ

  • 浅海性十脚甲殻類の分類学的研究
  • 房総半島・相模灘産ニセツノヒラムシ科多岐腸類の分類学的研究
  • 外房域の陸棲等脚類の分類学的研究

 

研究内容 

エビやカニ、ヤドカリなどの十脚甲殻類のうち、特にイソギンチャクやヒトデに共生する海産テナガエビ科の系統分類学的研究を行っています。この分類群の多様性は極めて高く、現在世界で980種以上が知られていますが、未だに新種や新属の発見が後を絶ちません。これらのエビ類がどのような顔ぶれなのか、解明を進めています。また、首都圏にありながら良好な自然が残る千葉県の沿岸で、ヒラムシ類や海浜性のダンゴムシ類を調査し、それらのファウナを解明する研究も行っています。

 

研究成果

「新属テヅルモヅルエビ属の創設ならびにタイプ種テヅルモヅルエビの補足的記載と分布域の拡張(十脚目,テナガエビ科)(英文)(2010年、共著)/「千葉県勝浦市鵜原理想郷の陸棲等脚類(甲殻亜門:フクロエビ上目:等脚目)」(2011年)/「日本初記録のタカノツメカクレエビ(新称)Periclimenes incertus Borradaile,1915(甲殻上綱:十脚目:テナガエビ科)」(2012年、共著)/「海の生きもの観察ノート12 ヒラムシの博物誌」(2014年) /「海の生きもの観察ノート15 千葉県でみられるカクレエビたち」(2020年) など。

 

メッセージ

千葉県沿岸には、高度経済成長期を経た後でも豊かな自然が残っており、ここは海洋生物に恵まれた場所です。南北に長く、外房と内房で環境が異なる千葉県各地域の特性を、海洋生物の顔ぶれから知ることができるよう、資料を収集し、調査しています。