トピックス展「チバニアン正式決定!」

トピックス展「チバニアン正式決定!」

 

タイトルチーバくん

千葉県マスコットキャラクター チーバくん

 令和2年6月2日(火)~8月31日(月)
※会期が変更となりました

 

会 場 千葉県立中央博物館 地学展示室前廊下
入場料 一般300円(240円) 高校生・大学生150円(120円)
    中学生以下・65歳以上の方・障害者手帳等をお持ちの方は無料
    ※( )内は20名以上の団体料金 現在団体受付を中止しております

 


 

2020年1月に開催された国際地質科学連合において、市原市田淵の養老川沿いに露出する約77万年前の地磁気逆転地層を、前期更新世と中期更新世の境界の「国際境界模式層断面とポイント(GSSP)」とすることが正式に認められました。

 これにより、地質時代の中期更新世(約77万4千年前〜約12万9千年前)が、「チバニアン(Chibanian)」と名付けられることになりました。地球の地質時代の名前に、日本の地名が採用されるのは、今回が初めてのことです。

(GSSPは、Global Boundary Stratotype Section and Pointの略称です)

 

>> 申請チームのプレスリリースはこちらから

 


 

 当館では、「チバニアン」の正式決定を受けて、チバニアンを詳しく解説するトピックス展を開催します。地層のはぎとり標本や産出する化石等の実物資料をはじめ、チバニアンの研究史についても紹介しています。

 また、千葉県教育委員会のウェブサイトにも、チバニアンのページが設けられ、チバニアンを解説したポスターがダウンロードできます。

 

>>千葉県教育委員会のウェブサイトはこちらから(外部ページ)

 

「チバニアン」とは?

 「チバニアン」とは地球の歴史上のある時代につけられた名称です。それは、新生代第四紀更新世の中期に相当し、約77万4千年前から12万9千年前までの年代です。46億年の地球の歴史からみると、かなり新しい時代といえます。この時代の始まりを示す地層(前の時代との境界)が千葉県市原市田淵の養老川流域に見いだされ、国際地質科学連合によりGSSP(国際境界模式層断面とポイント)として認められたことにより、前述の年代が、このGSSPがある千葉県にちなんで「チバニアン期」と命名されました。

>> 日本地質学会のウェブサイトはこちらから(外部ページ)

 

博物館の下にもチバニアン

市原市田淵の地層(千葉セクション)は、あくまでもチバニアン期の下限を示す地層であり、チバニアン期の地層(チバニアン階)は田淵以北の千葉県の大地に広く分布しています。
千葉県北部に広がる下総台地は、表層は関東ローム層(赤土)に覆われていますが、その下には浅い海(古東京湾)に堆積した砂を主体とした地層が存在します。多量の貝化石を含むことで有名な「木下層」です。この木下層の中程まで(12万9千年前まで)がチバニアン期の地層となるため、下総台地に広く分布しているといえるのです。

 

 

地磁気及びチバニアン関連年表

 

展示物紹介

はぎとり

 

 「チバニアン(期)」の始まりを示す「地磁気逆転地層」のはぎ取り標本を展示しています。ただし、国際標準模式地の市原市田淵の養老川沿いの露頭は、国の天然記念物に指定され保護されていることから、本標本は約1.5km西方の市原市柳川地区に露出する地層を採取しました。田淵と同じ「白尾火山灰層」が明瞭に見られ、その約1m上位に地磁気逆転の位置が存在します。房総の地学展示室のカウンターで「チバニアン」の意義を説明した解説シート「『千葉時代(チバニアン)』ついに誕生!」を配布しています。

 また、今回のはぎ取り地層のすぐ近傍から産出した、クモヒトデ化石と二枚貝化石も展示しています。クモヒトデ類は、ハコクモヒトデ、リュウコツクモヒトデの仲間の2種類が確認されています。これらは、現在も、三陸以南の水深数10〜数100mの海底に生息しています。

 

 

 また、「房総の地学」展示室出口付近の廊下には、「地球磁場とその逆転」について展示しています。地球磁場の逆転を世界で初めて提唱した、日本の京都帝國大学教授松山基範(もとのり)博士の功績と、博士が最初に逆転した地磁気を持つ岩石を発見した兵庫県豊岡市の玄武洞の玄武岩について、紹介しています。

 

松山博士

>> 解説シート「千葉時代(チバニアン)」ついに誕生! はこちら(4MB)(PDF文書)

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