研究紹介コーナー

中央博物館の研究員の研究成果を紹介します。

 

チバニアン期の地層から海鳥の化石を発見!

当館の伊左治鎭司主任上席研究員と、東京大学総合研究博物館の研究者との共同研究により、房総半島に分布する市宿層(更新世チバニアン期の初期に堆積した、約70万年前の地層)から産出したミズナギドリ科鳥類の胸骨化石が報告されました。
この研究成果は、2022年1月1日発行の日本古生物学会の国際学術誌「Paleontological Research」で発表されました。

市宿層から見つかったミズナギドリ科鳥類の胸骨化石

 

令和4年2月19日(土)から、今回発見した海鳥の化石を中央博物館で公開します。

 


博物館の収蔵庫から新種の巻貝化石を発見!

当館の伊左治鎭司主任上席研究員が、当館が所蔵する銚子市産の岩石から、殻の長さが1cmに満たない微小な巻貝化石を多数発見し、6種を新種として記載しました。この成果は、令和4年1月1日に、国際学術誌「Paleontological Research」に論文として掲載されました。

発見された新種の巻貝化石(左から、Pseudomelania yamadai, Ampezzopleura barremica, Choshipleura striata, Metacerithium boshuae, Antiphora auroraStuoraxis kasei)
 

令和4年1月8日(土)から、今回発見した新種の巻貝化石を中央博物館で公開します。


 

恐竜卵殻化石の共同研究発表について

当館の伊左治鎭司主任上席研究員が一員となっている研究グループは、岐阜県高山市荘川町で発見された化石が、国内最古の恐竜類の卵殻化石であることを確認しました。本研究成果は世界的にも珍しい発見で、恐竜類の進化や生態を考える上で重要であるとして、令和3年7月3日の日本古生物学会(オンライン開催)で発表されました。

 

発表タイトル:「岐阜県高山市荘川町から産出したカメ類・恐竜類の卵殻化石」

 

発表者:
植松 里菜(筑波大学大学院生命環境科学研究科地球科学専攻)
田中 康平(筑波大学生命環境系助教)
髙津 翔平(岐阜県博物館主任学芸員)
伊左治鎭司(千葉県立中央博物館主任上席研究員)
下島志津夫(高山市)

 

共同研究における当館職員の役割:
 研究資料とされた卵殻化石の一部が、2000年に当館職員の伊左治が予察研究を行った資料であるほか、2009年に現地で採集した卵殻化石を、当該研究の追加資料として提供した。また、卵殻が含まれる地層の堆積環境の考察に関わった。


館山から新種のヤドカリを発見!–チゴツノヤドカリ

担当:駒井 智幸 (2020. 1. 24 - 2. 9)


チゴツノヤドカリのホロタイプ


オオスナモグリは生きていた

担当:駒井 智幸 (2019.7.25-9.29)

 NHK NEWS WEB で2019年6月5日に取り上げられました。
 「“絶滅”の甲殻類 オオスナモグリか 干潟で発見」 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190605/k10011941281000.html(外部リンク)
 「環境DNAでオオスナモグリ調査」new!!
   https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20190611/1080006099.html (外部リンク)


バケツ一杯の水でエビ・カニの種類がわかる技術を開発

担当:駒井 智幸 (2019. 5. 14 - 8. 4)


環境DNA分析で検出された種類のいくつか


鹿児島湾の深海から新種のテッポウエビを発見!!

担当:駒井 智幸 (2018. 6.26)


サツマテッポウエビ


「パンツをはく?」ヤドカリに新たな発見

担当:駒井 智幸 (2018. 6.15)


キンチャクヤドカリ


 

以下は、過去の研究紹介コーナーで紹介した研究内容です。

 

森の動物を飲み水から検出!
ー森林動物調査の新たな手法を開発・検証ー

担当:宮 正樹 (2017. 6.12)

オラウータン
塩場の水を飲むオラウータン


80年ぶりの再発見!  ツメナガイバラモエビ

担当:駒井智幸(研究職員紹介のページへ) (2016. 12.17)


ツメナガイバラモエビ
ツメナガイバラモエビ Lebbeus longidactylus (Kobjakova, 1936)
根室海峡,水深600〜800 mで採集,CBM-ZC 13526. A, ♀;B, ♂.撮影:松崎浩二(アクアマリンふくしま).


新種のダイオウグソクムシ化石「コミナトダイオウグソクムシ」

担当:加藤久佳(研究職員紹介のページへ) (2016. 4.23)

コミナトダイオウグソクムシ
現生のオオグソクムシ(左)と新種のコミナトダイオウグソクムシ(右)


九十九里浜に出現した上位蜃気楼

担当:大木淳一(研究職員紹介のページへ) (2015. 12.1–3.6)

上位蜃気楼
上位蜃気楼(2015年8月6日撮影)


水をくんで調べれば、生息する⿂の種類がわかる新技術を開発

担当:宮 正樹(研究職員紹介のページへ) (2015. 7.22–2016. 2.28)

動物学研究科長 宮 正樹
動物学研究科長 宮 正樹


海水浴場からエビの新種を発見

担当:駒井智幸(研究職員紹介のページへ) (2015. 12.22–2016. 1.17)

ユメユムシテッポウエビ
ユメユムシテッポウエビ


シカの糞から新種のキノコ発見

担当:吹春俊光(研究職員紹介のページへ) (2015. 4.18–6.21)

標本