研究紹介

千葉県立中央博物館は、「地域の市民と共に、自然と歴史に関わる資料・情報を収集・蓄積するとともに、基礎的・国際的視野に立つ科学研究により、その新たな価値を発見し、教育、展示その他全ての博物館活動を通して県民や社会へ発信し、県民共有の知的資産として未来へ伝える。また、千葉県の中核的総合博物館として、さまざまな市民の幅広い知的ニーズに応えつつ、双方向の交流を通して、その生涯学習拠点となる」という博物館の使命(全文はこちら)に基づき、調査・研究活動を行っています。

本ページでは、研究員の研究成果を紹介します。

 

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地学

岐阜県高山市で新種の恐竜卵殻化石を発見! 〜小型肉食恐竜の存在が明らかに〜(2022.11.24)

[担当:伊左治 鎭司]

当館の伊左治鎭司主任上席研究員が、筑波大学などの研究者との共同研究により、岐阜県高山市で、新種の恐竜類の卵殻化石を発見、命名しました。トロオドン科の種は、手取層群においては初めての発見で、国内最古の恐竜類の卵殻化石であることが分かりました。
本研究成果は、2022 年 11 月 24 日付で国際学術誌「Historical Biology」にて発表されました。
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チバニアン期の地層から海鳥の化石を発見!(2022.2.19)

[担当:伊左治 鎭司]

当館の伊左治鎭司主任上席研究員と、東京大学総合研究博物館の研究者との共同研究により、房総半島に分布する市宿層(更新世チバニアン期の初期に堆積した、約70万年前の地層)から産出したミズナギドリ科鳥類の胸骨化石が報告されました。
この研究成果は、2022年1月1日発行の日本古生物学会の国際学術誌「Paleontological Research」で発表されました。
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博物館の収蔵庫から新種の巻貝化石を発見!(2022.1.8)

[担当:伊左治 鎭司]

当館の伊左治鎭司主任上席研究員が、当館が所蔵する銚子市産の岩石から、殻の長さが1cmに満たない微小な巻貝化石を多数発見し、6種を新種として記載しました。この成果は、令和4年1月1日に、国際学術誌「Paleontological Research」に論文として掲載されました。
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恐竜卵殻化石の共同研究発表について(2021.7.3)

[担当:伊左治 鎭司]

当館の伊左治鎭司主任上席研究員が一員となっている研究グループは、岐阜県高山市荘川町で発見された化石が、国内最古の恐竜類の卵殻化石であることを確認しました。本研究成果は世界的にも珍しい発見で、恐竜類の進化や生態を考える上で重要であるとして、令和3年7月3日の日本古生物学会(オンライン開催)で発表されました。

 

発表タイトル:「岐阜県高山市荘川町から産出したカメ類・恐竜類の卵殻化石」

 

発表者:
植松 里菜(筑波大学大学院生命環境科学研究科地球科学専攻)
田中 康平(筑波大学生命環境系助教)
髙津 翔平(岐阜県博物館主任学芸員)
伊左治鎭司(千葉県立中央博物館主任上席研究員)
下島志津夫(高山市)

 

共同研究における当館職員の役割:
研究資料とされた卵殻化石の一部が、2000年に当館職員の伊左治が予察研究を行った資料であるほか、2009年に現地で採集した卵殻化石を、当該研究の追加資料として提供した。また、卵殻が含まれる地層の堆積環境の考察に関わった。

 

新種のダイオウグソクムシ化石「コミナトダイオウグソクムシ」(2016.4.23)

[担当:加藤 久佳]

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九十九里浜に出現した上位蜃気楼(2015.12.1)

[担当:大木 淳一]

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動物

日本海若狭湾から新種スナモグリ類の発見 ―実験所すぐそばの海底から太平洋初記録の属―(2022.9.9)

[担当:駒井 智幸]

当館の 駒井智幸 動物学研究科長は、京都大学(京都府京都市)などの研究者との共同研究により、日本海の若狭湾でスナモグリ科 Callianassa属の新種(Callianassa ogurai:新称 ワカサスナモグリ)を発見しました。Callianassa属は、以前は世界中に分布するとされてきましたが、近年の研究により再検討され、現在では大西洋産の5種とインド洋産の1種に限定されていました。今回発見された新種は、形態比較と分子系統解析によりヨーロッパ産の本属種C. subterraneaに最も近縁であることが判明しました。本属に帰属する種の太平洋域からの初めての発見となります。本研究成果は、2022年9月8日付で国際学術誌「Zootaxa」で公表されました。
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糞から調べる絶滅危惧種のトカゲの食べ物(2022.9.6)

[担当:栗田 隆気]

当館 栗田隆気 研究員と琉球大学熱帯生物圏研究センター 戸田守 准教授は、沖縄県に生息する絶滅が危惧されているヤモリの仲間のクロイワトカゲモドキ Goniurosaurus kuroiwae kuroiwae の食性に関する共同研究を行いました。この研究では、生体や個体群になるべく負荷をかけずに正確に食性を調査するための方法を検討するとともに、クロイワトカゲモドキがどのような餌を食べているのかを明らかにしました。本研究の成果は 2022 年 9 月 5 日に、オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)が刊行する学術誌「Wildlife Research」にて Online Early で公開されました。
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新種のヤドカリ「カイカタヒラテヤドカリ」を発見(2020.9.30)

[担当:駒井 智幸]

ホンヤドカリ科の新種Kumepagurus kaikata(和名新称:カイカタヒラテヤドカリ)を報告する論文がZootaxaにて2020年9月30日付けで公表されました。
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なぜ直接子どもを産むトカゲは出現したのか?(2020.8.13)

[担当:栗田 隆気]

当館生態学・環境研究科の研究員栗田隆気は、東邦大学研究員 児島 庸介、京都大学 准教授 西川完途、マレーシア・サラワク州森林局研究員 Mohamad Yazid Hossmanとの共同研究により、インドから東アジアにかけて生息するトカゲの仲間の生息環境、行動、繁殖様式の進化に関する研究を行い、「繁殖様式の進化が特定の生息環境と行動を基盤に生じている」という仮説を発表しました。本研究成果は、2020年8月13日に英国自然史博物館が刊行する学術誌「Systematics and Biodiversity」に掲載されました。
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館山から新種のヤドカリを発見!-チゴツノヤドカリ(2020.1.24)

[担当:駒井 智幸]

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オオスナモグリは生きていた(2019.7.25)

[担当:駒井 智幸]

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 NHK NEWS WEB で2019年6月5日に取り上げられました。
 「“絶滅”の甲殻類 オオスナモグリか 干潟で発見」 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190605/k10011941281000.html(外部リンク)
 「環境DNAでオオスナモグリ調査」
   https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20190611/1080006099.html (外部リンク)

 

バケツ一杯の水でエビ・カニの種類がわかる技術を開発(2019.5.14)

[担当:駒井 智幸]

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鹿児島湾の深海から新種のテッポウエビを発見!!(2018.6.26)

[担当:駒井 智幸]

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「パンツをはく?」ヤドカリに新たな発見(2018.6.15)

[担当:駒井 智幸]

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伊江島の海底洞窟から新属新種のテッポウエビを発見(2018.1.19)

[担当:駒井 智幸]

当館動物学研究科主任上席研究員の駒井と沖縄県立大学准教授藤田藤田喜久博士の共同研究により、沖縄諸島伊江島の海底洞窟からテッポウエビ科の新属新種が発見され、2018 年 1 月 8 日付けで学術雑誌「ズータクサ(Zootaxa)」に発表されました。
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森の動物を飲み水から検出!-森林動物調査の新たな手法を開発・検証-(2017.6.12)

[担当:宮 正樹]

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80年ぶりの再発見!  ツメナガイバラモエビ(2016.12.17)

[担当:駒井 智幸]

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水をくんで調べれば、生息する⿂の種類がわかる新技術を開発(2015.7.22)

[担当:宮 正樹]

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海水浴場からエビの新種を発見(2015.12.22)

[担当:駒井 智幸]

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植物・菌類

東京大学千葉演習林から地衣類の2新種発見(2017.6.30)

[担当:原田 浩]

当館の重点研究「房総丘陵の自然─過去,現在,未来─」によって,県南部にある東京大学千葉演習林で採集された標本に基づき,地衣類の新種2種を当館の研究員らが発表しました.
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シカの糞から新種のキノコ発見(2015.4.18)

[担当:吹春 俊光]

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