海藻おしばを作ろう

平成12年5月7日(日)に博物館内にて、海藻おしばをつくる講座を催しました。
講師は海藻の専門家、海の博物館菊地則雄研究員です。
当日はあらかじめ用意してあった海藻を用いて、海藻おしばを作製し、それぞれの海藻について研究員が解説を行いました。

海藻おしばをつくるには、まず塩抜きが重要です。海藻から塩分を取るために、しばらく真水に浸しておきます。

次に、真水に浸しながら、海藻を台紙の上に丁寧に広げていきます。この作業は立体的に枝が出ている海藻を平面に貼り付けることが必要なので、根気のいる場面です。
美しいおしばをつくるには、この作業でのセンスが必要です。

最後に台紙に貼り付けた海藻を乾かす作業です。
台紙ごとすのこにのせて、余分な水分を取った後、吸い取り紙等で台紙を挟んでおもしを載せます。吸い取り紙を交換する作業を何回も繰り返し、最後の一滴まで水分を取って完成です。この作業に手を抜くと、せっかくの押し葉がかびたりして、きれいに仕上がらなくなります。
今回の講座では時間の都合上、この作業は、研究員が後から行いました。完成品はその後、参加者に郵送で送りました。

短い時間でしたが、いろいろな海藻おしばをつくることが出来ました。
普段食用にしている海藻も使用したのですが、おしばにしてみると意外にきれいな姿を見せてくれました。ちょっとした道具を用意するだけでご家庭でも試すことが出来るので、参加された方々も自宅でつくってみようと思われたようです。完成品の送付が遅くなりましたが、参加していただいた皆様のお手元には力作が届いたことと思います。
私たちから見ると、おしばの出来はなかなかのもので、参加された方々の「腕の良さ」に感心させられましたが、みなさんご自身から見た出来はいかがだったでしょうか?