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水中に咲く花 イソギンチャクの世界

ミドリイソギンチャク

平成12年9月17日(日)午後1時から3時まで、海の博物館内の講座実験室において、当館主催の講座「水中に咲く花 イソギンチャクの世界」が、開催されました。
講師はイソギンチャク類を専門とする柳研介研究員で、参加者は6名でした。
当日は、スライドなどを用いた講義、イソギンチャクの解剖・観察などを通して、「イソギンチャクの世界」の世界を覗いてみました。

講座の前半は、「イソギンチャクとは?」に始まり、イソギンチャクの体の構造や、謎に満ちた生態について、スライド等を使った講義を行いました。
講座の後半では、生きたイソギンチャクを用いた実験や、標本の解剖、イソギンチャクの体に無数に存在する「刺胞(しほう)」と呼ばれる毒液カプセルの顕微鏡観察などを行いました。

イソギンチャクの「アクロラジ」と呼ばれる攻撃器官を使ったなわばり争いの実験を行い、その様子を観察しました。
じっとしているというイメージの強いイソギンチャクですが、この実験を通してイソギンチャクの活動的な一面を知ることができたと思います。

イソギンチャクの標本を解剖し、イソギンチャクの体のつくりを調べました。
イソギンチャクの体の中が、何枚もの隔膜(かくまく)によって仕切られている様子を観察することができました。

これはイソギンチャクの刺胞(しほう)です。ちょうどカプセルの中にしまわれていた「針」が発射されたところです。刺胞は触手だけではなく、体中に無数に存在します。
今回の講義では、参加者の方々に、体のいろいろな部分から刺胞を取り出してもらって、プレパラート標本を作製し、それぞれ顕微鏡で観察しました。

参加者の方につくってもらった刺胞のサンプルを、顕微鏡で観察しました。
刺胞はとても小さく、倍率を400~1000倍にして、ようやくその形を観察することができました。

イソギンチャクにはまだまだ謎がいっぱいあります。短い時間でしたが、「イソギンチャクの魅力」をお伝えすることができましたでしょうか?
これからも新しい発見をどんどん皆様にお伝えしていきたいと思います。
参加して下さった皆様、ありがとうございました。

 
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